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【67】 感染症トピックス
24.11.15.
 ノロウイルスと思われる胃腸炎が出始めています。乳幼児の胃腸炎でさほど症状が重たくないサポウイルスと思われる感染症もみられ始めました。
 大流行のマイコプラズマは、その勢いを少し弱めたものの相変わらず見られています。副鼻腔炎を合併しているケースも多いので、膿性の鼻汁や痰がらみの咳が主な症状であっても疑っておく必要があります。
 RSウイルスの猛威は少し下火になりましたが、元々寒い季節の感染症なのでもう少し注意しておく必要があります。
 インフルエンザは、品川区でA型もB型も見られていますが、普通、B型はA型より遅れて1月以降に流行するので昨年度の残党かもしれません。大流行は、最高気温が10℃を切ってから起こるので、しばらくは小規模の流行で終わるでしょう。
 溶連菌感染症は、相変わらずくすぶったような流行を続けています。本当にしつこいやつです。

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【68】 おちんちんの話
24.11.22.

多くのお母さんにとって、おちんちんは戸惑いの元のはず。もしかすると、お父さんに聞いても分からないかもしれません。こんなもの、とぼんやり思っているからです。
洗う時は適当に・・ペニスを丁寧に洗ってはいけません。掌に石鹸をつけて適当に洗い、石鹸分を洗い流せばそれでOK。丁寧にやりすぎると尿路感染症の原因になります。
男の子はペニスで遊ぶ・・大きくなるまでに一度や二度はペニスの先を赤く腫らすことがあります。体のでっぱりは、むいたり、引っ張ったり面白いのです。
包茎でもむければ大丈夫・・むいて亀頭がみられればそれは仮性包茎、むこうと思ってもペニスの先が針孔のようなのが完全包茎。ステロイドを塗る治療法があります。
ペニスが小さい・・おしっこがちゃんと前に出ないほど小さい場合は治療の対象になります。
袋の中のたまたまが一つ?・・お風呂に入って袋がたるんでもたまたまが一つの場合は、停留睾丸の可能性があります。
袋が片方の大きい・・陰嚢水腫、鼠径ヘルニアなどの可能性があります。水腫の場合、暗所で袋にペンライトを当ててみると、その袋全体が明るく見えます。
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【69】 お口あーん
24.11.29.
 診察の時の"お口あーん"は、小さくても大きな問題。
 ノドの所見をとる時には、舌圧子といわれるヘラで舌を軽く押し、少し声を出してもらってノドの奥をみますが、あーんには上手下手があります。
 2歳くらいでも上手にできる子どももいれば、母親でもあーんが下手な方がいます。
 その差は、口の中の構造の問題というより、過去のあーん体験によります。
 舌圧子には当てる場所と押す強さがあり、小児科医のちょっとした技です。深く入れ過ぎたり、強く押し過ぎたりすると子どもはえずいてしまいます。
 えずくことを何度か繰り返すと、子どもは恐怖のあまり舌に力をいれるようになり、益々ノドを開けなくなります。
 ところが実は、ノドの奥は舌圧子なしでも見られます。
 ある幼稚園の全員健診で、ほとんど舌圧子を使わずに済んだことがありました。
 スタッフの方に尋ねたところ、当日の朝、みんなでお口あーんの練習を数回したとのこと。わずかな練習でも十分効果があることに驚きました。
 お母さま方も、お子さんの物心ついたら、鏡の前で大きく口を開け、舌を出さずに「あーん」かあくびの真似、舌を出して「えー」と大声を出す練習をしてみてください。
 診察室に「お口あーん、お口あーん」と言いながら入ってくる子どもがいます。恐怖だった舌圧子を使わずに口を見せられることが嬉しいのです。
 えずくのが当たり前と思っている医師もおりますから、「この子には舌圧子は要りません」とお伝え下さい。
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