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【31】 花粉症皮膚炎について
24.2.9.
 スギ花粉の飛ぶ時期が近づいています。
 毎日の最高気温をその年の1月1日から積算してゆき、その値が300℃を越える頃からスギ花粉が飛び始めると言われており、今年の品川区の飛散開始日は2月17日ごろと予測されています。
 花粉症と言えば、くしゃみ、鼻汁、鼻づまり、目のかゆみあたりが有名ですが、皮膚炎を起こすことも珍しくありません。
 目の周りや頬骨の近く、そして顎から首にかけて、花粉のつきやすい部分にかゆみを伴う湿疹ができるというもの。
 この皮膚炎は成人女性に多くみられますが、子どもや赤ちゃんにも起こることがあります。
 もともと湿疹ができやすかったり、鼻汁や咳がよくでたり、食物アレルギーのある子が、この季節に肌あれを始めたら思い出して下さい。
 風の強い日の外出はさける、対面式の抱っこやバギーの使用、室内では(床から離れた)ベビーベッドで寝かせるなどが予防となります。
 この皮膚炎は、配慮しなくてはならない点が多く、早めに軟膏処置を始めることをお勧めします。

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【32】 インフルエンザの出席停止期間についてA
24.2.17.
 文科省は、インフルエンザを発症した場合の小中高校や大学の出席停止期間について、「解熱した後2日間」としている現行基準を「発症後5日を経過し、かつ解熱した後2日間」に見直す方針を決めたようです。
 また、幼稚園児については、「解熱した後2日間」から「発症後5日を経過し、かつ解熱した後3日間」に改めるそうです。
 できるだけ完璧にインフルエンザウイルスの伝染を予防しようとする措置で、理屈上は何の誤りもありませんが、37℃台で終わってしまうインフルエンザ患児や、発熱さえしない場合(不顕性感染)があることを考えると小さな疑問も残ります。
 熱のない、元気な幼児を3日間家の中に閉じ込めておかなくてはならない(仕事をもつ)母親の思いは想像に難くありません。
 4月1日より施行されとのことで、当院もそれに準じることになります。
 また、おたふくかぜの出席停止期間を、現行の「耳下腺の腫れが消えるまで」から「腫れが出た後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで」に見直し、百日ぜきについても、「特有のせきが消える」か「5日間の抗菌性物質製剤による治療終了まで」のどちらかを満たせば出席を認めることになりました。

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【33】 ワクチンと水銀
24.2.28.

 ワクチン液が細菌などで汚染されないように、ワクチンには何らかの殺菌効果のある物質が添加され、かつては、チメロサール(エチル水銀)が多くのワクチンに殺菌剤として使われていました。
 水俣病の原因物質であるメチル水銀を連想させるので少々気味の悪さはあります。チメロサールの毒性は低く、厚労省も今までに健康被害の報告はない、という立場をとっていますが、急性毒性が見られにくいというだけの話かもしれません。
 また、チメロサールは体内にほとんど蓄積されないと主張する専門家もおりますが、どの程度の科学的根拠があるのか疑問もあり、やはり、避けられるものなら避けておきたい化学物質です。
 自閉症とワクチン含有水銀の関連も完全に否定された訳ではありません。
 当院では、極力チメロサールを含まないワクチンの使用を心がけていますが、現在、B型肝炎ワクチンの小児用規格にチメロサールフリーのものがなく、漸次大人用規格への変更を考えています。→→24.3.14.当院のワクチンはすべてチメロサールフリーとなりました。

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