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【25】 同時接種と同日接種
23.12.16.
 ここのところ赤ちゃんたちに接種するワクチンが増えて、色々なワクチンの同時接種(同じ機関で接種する)が推奨されていますが、では同日接種(異なる機関で接種する)はどうなのでしょうか。先日、ちょっと困ったことがありました。
 集団BCG接種と当院での個別接種を同日に行おうとした時、区より、しないほうが好ましいという助言を受けました。
 明文化されていなくても、ルールのようですので従わなくてはなりませんが、そのルールにどれだけの根拠があるのかは別の問題です。厚労省は、すでにこうした同日接種を口頭で認めているからです。
 ワクチン後進国からワクチン先進国へ移行しようとしている日本。この件についても、色々が議論がなされてゆくものと思います。
 現在、同日接種を敬遠する理由は、何か問題が起こった時、その責任の所在がはっきりしなくなるためのようです。
 まあ、頭をひねれば接種日程が組めない訳ではありませんが。

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【26】 なんか変です
23.12.20.
 感染症というのは面白いことに、あるウイルスが大流行を始めると他のウイルスがちょっと控えめになる傾向があるのですが、今年の感染症は、秩序もなく流行している様に見えます。
 本来であればこの時期、ノロウイルスが猛威をふるう時期なのですが、ロタウイルス、インフルエンザA、マイコプラズマ、溶連菌、さらにはアデノウイルスなどまで流行しています。
 一昨年来、インフルエンザのワクチンにやっきになり、今年はロタウイルスワクチンが発売になり、自然な流行形態に人為的な手が加わり過ぎているのかもしれません。
 私たちは、感染症の完璧な予防法を求めていますが、もっと柔軟に、適度に予防できる方法で我慢しておいた方がよいかもしれません。たとえば、麻疹は撲滅したいほどに怖い感染症ですが、撲滅した時にどんなウイルスが出てくるのか、ちょっと不安を覚えます。天然痘のあとエイズが現れたように・・。

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【27】 インフル出席停止期間について@
24.1.4.

 皆様がたのご多幸をお祈りします。
 冬休みが明けると、いよいよインフルエンザ流行の季節です。
 最近、ちょっと問題となっているのがインフルの出席停止期間のこと。
 学校保健安全法では解熱した後2日を経過するまでとなっていますが、タミフルなど抗ウイルス剤で解熱した場合、2日ではまだウイルスを排出するので5〜7日は出席すべきでない、というのです。元気な子どもをそんなに家に閉じ込められるでしょうか。
 ただ、先年の新型インフル流行期の調査から、何ら症状がでないのに抗体ができる方々(不顕性感染)がいることが分かっています。
 症状が出ずに(あるいは軽く)ウイルスをばらまく人々がいる!ならば、出来る範囲で流行を予防すればよいのではないか、という理屈が成り立ちます。
 季節型のインフルであれば、現在の法律に準じて2日経ったら登園・登校しても道義的な問題は発生しないと思っています。
 ちなみに、学校保健安全衛生法では、解熱した後 2 日を経過するまで、厚生労働省の「保育所における感染症対策ガイドライン」では、症状が始まった日から 7 日まで、または解熱した後 3 日を経過するまでを、出席停止の目安とされており、、発症 5 日を経過するまでは欠席が望ましく、咳嗽や鼻汁が続き、感染力が強いと考えられる場合は、さらに長期に及ぶ場合もある、とされています。

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