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【4】 チャーハン食中毒にご注意を!
23.6.18.
 暑い季節ももうすぐそこ。
 あまり有名ではありませんが、炒飯、スパゲティ、焼きそばなどのでんぷん質の食品を、放置することで起こる腐敗型の食中毒です。けっして珍しくはありません。
 加熱したものだから少々おいておいても大丈夫と思われがちですが、原因となるセレウス菌は、熱やアルコールにめっぽう強いうえに、土や野菜、穀物など、あちこちにいるバイ菌なのです。
 ほとんどのケースでは、汚染された食品を食べてから4〜6時間以内にひどい嘔吐が起こります。
 食品中で増殖したセレウス菌の作り出した毒素が原因なので、制吐剤や点滴をするくらいしか治療法はありません。
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【5】 ミズイボの治し方
23.6.25.
 ミズイボはウィルス性の皮膚病です。
いずれは抗体ができて治るので治療の必要はないという医師もいますが、半端でないほど広がることがあり、プールはおろか、かゆみで眠れない子もいますから、私は治療することにしています。
 皮膚を麻酔するテープを貼って1時間ほど待ち、ミズイボ用のピンセットでつまみ取ります。欠点は、小さなミズイボを取り残してしまうこと。
 たくさんでき過ぎている時は、子どもの負担も考えて漢方薬のヨクイニンを飲んでもらいます。欠点は、3〜6ヵ月ほどかかること。
 液体窒素や硝酸銀で焼く方法やサリチル酸絆創膏を使う方法もあります。
追:入浴後にタオルで体を強く拭くと、タオルでミズイボウィルスをまき散らすことになりますから、タオルの上から叩いて拭くのが最良です。
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【6】 氷食症をご存知ですか?
23.7.2.
 冷たいものがおいしい季節。天然氷のかき氷などたまりませんね。
 ところで、氷食症という病気をごぞんじですか?
 季節に構わず氷を食べないと落ち着かない、という変わった病気ですが、意外と多いので注意して下さい。
 原因は鉄欠乏で、疲れやすさ、集中力の低下、食欲低下などをしばしば合併します。
 ハードなスポーツの選手や、女子に多くみられます。
 貧血がなくても鉄欠乏の可能性はありますから、貧血がないだけでの安心は禁物です。
 鉄欠乏の診断は血液検査で行います(血清フェリチン値<20ng/mlか総鉄結合能>400μg/dl)。
 食事の注意で治るレベルの鉄欠乏ではないので、鉄剤で治療します。
 治療1ヵ月ほどで氷を食べなくなり、疲れやすさがなくなりますが、再発予防には3〜4ヵ月の内服が必要です。

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